おしっこの変化は、ご家族への「SOS」かもしれません
「何度もトイレに行くけれど、おしっこが出ていない気がする」
「おしっこの色がいつもより赤い、キラキラしたものが混じっている」
「最近、急に水を飲む量が増えて、おしっこの量も多くなった」
言葉で不調を伝えられないワンちゃん・ネコちゃんにとって、おしっこの変化は体からの大切なメッセージです。特にネコちゃんに多い「慢性腎臓病」は、初期症状が非常に分かりにくく、気づいた時には進行しているケースも少なくありません。また、ワンちゃんに多い膀胱炎や結石も、放置すれば強い痛みや尿毒症を招く恐れがあります。
当院では、ご家族との対話を大切にしながら、その子の状態に合わせた負担の少ない検査と治療をご提案いたします。

このような症状は
ありませんか?
【緊急】一つでも当てはまったら、すぐに病院へご連絡ください
- おしっこが全く出ていない
(特におしっこのポーズはするのに出ていない) - ぐったりして元気がない、食欲がない
- 繰り返し吐いている
- お腹を触るとひどく痛がる
※特に24時間以上おしっこが出ていない場合は、命に関わる尿道閉塞の可能性があり、一刻を争います。
もしかして…?と感じたら相談を
- トイレに何度も行くが、少ししか出ていない(頻尿)
- おしっこに血が混じる、色がいつもと違う(濃い黄色、キラキラしたものが見えるなど)
- トイレの場所以外で粗相をしてしまう
- おしっこをする時に痛そうに鳴いたり、力んだりする
- 陰部をしきりに舐めている
- 飲む水の量とおしっこの量が急に増えた
知っていますか?
ネコちゃんの宿命
「腎臓病」と、
繰り返す「結石」
早期発見が、穏やかな時間を守ります
見た目は元気そうに見えても、体の中では病気が進行していることがあります。
ネコちゃんの代表的な病気
慢性腎臓病
高齢のネコちゃんの多くが罹患すると言われています。腎臓の機能は一度失われると元に戻りません。しかし、「水をよく飲む」などの初期サインに気づき、早期に食事療法やお薬を始めることで、進行を緩やかにし、長く穏やかに過ごすことができます。
特発性膀胱炎
ストレスなどによって膀胱に炎症が起こる、非常に一般的な病気です。再発を繰り返しやすいのが特徴です。
ワンちゃんの代表的な病気
尿路結石症
膀胱や尿道に石ができてしまう病気です。ワンちゃんにもネコちゃんにも起こります。 「お腹の中で石が転がる痛み」や「尿道に詰まる激痛」は、想像以上のストレスです。食事の内容や体質が大きく関わっています。
細菌性膀胱炎
細菌感染などによって膀胱に炎症が起こる、非常に一般的な病気です。再発を繰り返しやすいのが特徴です。
多くのワンちゃん・
ネコちゃんが
快適な毎日を取り戻しています
治療症例のご紹介
「トイレの失敗がなくなって、表情が明るくなった!」そんな飼い主さまの声をたくさんいただいています。

症例1:トイレに何度も行く様子が改善したネコちゃん(特発性膀胱炎)
【Before】1時間に何度もトイレに行くのに、少ししか出ない。陰部を舐めて落ち着かない様子でした。
【After】お薬での治療と、トイレ環境の見直しを実施。その日のうちに頻尿が治まり、夜もぐっすり眠れるようになりました。
【飼い主さまの声】「トイレのたびに辛そうに鳴いていたのが嘘のようです。ストレスが原因と言われ、環境も見直す良いきっかけになりました。」

症例2:血尿と頻尿が治ったワンちゃん(膀胱結石)
【Before】おしっこに血が混じり、散歩中も何度もしゃがみこんでいました。検査で膀胱に大きな石が見つかりました。
【After】食事療法では溶けないタイプの石だったため、外科手術で摘出。違和感がなくなり、元気に走り回れるようになりました。
【飼い主さまの声】「あんなに大きな石が入っていたなんて驚きです。手術後は散歩も楽しそうに行けるようになり、本当に良かったです。」
正確な診断とケアのために
当院の泌尿器科診療のこだわり
こだわり 01「原因」を突き止める画像診断
おしっこの検査だけでは分からない、膀胱や腎臓の内部の状態を詳しく調べます。
超音波検査(エコー)やレントゲン検査を組み合わせることで、「石の有無」「腫瘍の可能性」「腎臓の形」などを正確に把握し、無駄のない最適な治療プランをご提案します。

こだわり 02その子に合った「食事管理」のサポート
泌尿器の病気、特に結石や腎臓病は、毎日の「食事」が治療のカギを握ります。
しかし、療法食は種類が多く、「どれを選べばいいか分からない」「食べてくれない」といったお悩みも尽きません。 当院では、その子の好みや体質、ご家族のライフスタイルに合わせたフード選びをサポートします。

こだわり 03排尿ケアと痛みのコントロール
おしっこが出にくい状態は非常に苦しいものです。
カテーテル処置で排尿を確保するのはもちろん、膀胱炎や結石による「痛み」を取り除くことを優先します。痛みがなくなるだけで、食欲が戻り、元気になる子も少なくありません。

治療の流れ
「検査は痛くないの?」「費用はどれくらい?」 そんな不安を解消するために、一般的な流れをご紹介します。
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- 問診・尿検査
- まずはお家での様子をお伺いします。持参いただいたおしっこで、出血の有無、細菌、結晶(石の元)などをチェックします。
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- 画像検査(必要に応じて)
- 超音波検査やレントゲン検査で、お腹の中を見ます。痛みを与えないよう、優しく保定して行います。
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- 診断・治療プランの決定
- 検査結果に基づき、お薬での治療、食事療法、あるいは処置が必要かを分かりやすくご説明します。
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- 経過観察・ケア
- 治療後の変化を確認します。慢性疾患の場合は、定期的なチェックで数値をコントロールしていきます。
よくあるご質問
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Qおしっこはどうやって持っていけばいいですか?
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Aワンちゃんの場合は、トイレシートを裏返しておくか、清潔な容器(紙皿など)で受け止めてください。ネコちゃんの場合は、システムトイレの砂を抜くか、トイレにラップを敷いて採尿するのがおすすめです。難しい場合は、そのままご来院いただいても大丈夫ですのでご相談ください。 ※できるだけ「新鮮なおしっこ(数時間以内のもの)」をご持参ください。
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Q療法食はずっと続けなければいけませんか?
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A病気の種類によります。結石の種類によっては、溶けた後に通常の食事に戻せる場合もありますが、体質的に再発しやすい子や慢性腎臓病の場合は、継続が必要なことが多いです。定期的な検査で体の状態を確認しながら、その都度判断していきましょう。
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Q頻尿なのか、マーキングなのか分かりません。
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A区別が難しい場合もありますが、「おしっこが出ていないのにポーズをとる」「色が変」「痛がる」などの様子があれば病気の可能性が高いです。迷ったときは、一度検査を受けておくと安心です。
まずは「おしっこのチェック」
から始めませんか?
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
「うちの子、そういえば水を飲む量が増えたかも?」「トイレの時間が長い気がする」
そんな小さな気づきが、病気の早期発見につながる第一歩です。
動物病院でのおしっこの検査は、痛みもなく、体の状態を詳しく知ることができる非常に優れた検査です。
「なんとなく気になる」という段階でも構いません。
新鮮なおしっこを持って、お気軽にご来院ください。
大切なご家族が、毎日快適に過ごせるよう全力でサポートいたします。