循環器科

その「咳」や「疲れ」、年のせいだと諦めていませんか?

「最近、散歩ですぐに帰りたがる」
「寝てばかりいるようになった」
「興奮すると咳き込む」

シニア期に入ると、こうした変化を「もう年だから仕方ない」と見過ごしてしまいがちです。しかし、その変化は心臓からのSOSかもしれません。
心臓病と聞くと、「怖い」「治らない」と不安に思われるかもしれません。でも、現代の獣医療では、早期に見つけて適切にケアをしてあげることで、病気と上手に付き合いながら、天寿を全うする子も増えています。
大切なのは、変化に気づき、早く手を打つことです。

循環器科

以下のようなサインはありませんか?一つでも当てはまる場合は、早めの受診をおすすめします。

  • 咳が出る
  • 疲れやすくなった
  • 散歩に行きたがらない、すぐに座り込む
  • 呼吸が荒い・速い
  • 舌の色が紫色や白っぽくなっている
  • 失神する(興奮した時などに突然倒れる)
  • お腹だけが膨らんできた
循環器科

症例1:夜中の咳が止まり、ぐっすり眠れるようになったワンちゃん(僧帽弁閉鎖不全症)

【Before】夜になると「カッカッ」という乾いた咳が止まらず、本人もご家族も眠れない日が続いていました。食欲も落ち、大好きだったお散歩もすぐに疲れて座り込んでしまう状態でした。

【After】エコー検査で心臓の状態を詳しく診断し、負担を和らげるお薬を開始しました。数日で咳が落ち着き、朝までぐっすり眠れるように。今では短い距離ですが、しっぽを振って楽しそうにお散歩しています。

【飼い主さまの声】「あんなに苦しそうだった咳が嘘のように静かになりました。夜中にこの子の穏やかな寝顔を見られるのが何より嬉しいです。表情も以前より明るくなった気がします。」

循環器科

症例2:健康診断で偶然発見!未然に発作を防げたネコちゃん(肥大型心筋症)

【Before】お家では全く変わった様子はなく、元気に走り回っていました。しかし、健康診断の時に小さな心雑音が見つかり、念のため精密検査を行うことになりました。

【After】検査の結果、心筋が厚くなる病気が進行しつつあることが判明。
血栓(血の塊)を予防する治療を早期にスタートしました。突然の後ろ足の麻痺や呼吸困難といった怖い発作を起こすことなく、元気に過ごせています。

【飼い主さまの声】「『こんなに元気なのに心臓病?』と最初は信じられませんでしたが、猫は不調を隠すと聞いて納得しました。あの時見つけられなかったら…と思うとゾッとします。早めに治療を始められて本当に良かったです。」

治療方針に迷われている方へ
|セカンドオピニオンのご案内

「他院で心臓病と診断されたけれど、説明が難しくてよく分からなかった」「薬を飲み始めたけれど、本当にこのままで良いのか不安」「外科手術という選択肢があるのか知りたい」このようなお悩みをお持ちの場合も、遠慮なくご相談ください。
セカンドオピニオンは、主治医の先生を裏切る行為ではありません。別の獣医師の視点を取り入れることで、飼い主さまがより納得して治療に向き合えるようになることが、結果としてその子のためになります。
当院では、現在の治療内容や検査データを尊重しながら、丁寧に診察・ご説明を行います。

これまでの検査データをお持ちください
血液検査の結果やレントゲン写真などがあれば、重複する検査を省き、動物への負担と費用の両方を抑えることができます。

「お話だけ」でも構いません
まずは飼い主さまの不安な気持ちをお聞かせください。

Q
症状がないのに薬を飲む必要はありますか?
A
はい、おすすめする場合があります。 心臓病は、咳などの症状が出た時点ですでに「中等度〜重度」に進行していることが多いです。検査の結果、心臓に大きな負担がかかっていると判断した場合は、心臓が疲弊して症状が出るのを防ぐ(発症を遅らせる)ために、早期からの投薬をご提案しています。
Q
興奮させないようにと言われますが、お散歩はしてもいいですか?
A
基本的にはお散歩に行っていただいて大丈夫です。
お散歩は筋力の維持やストレス発散に大切です。ただし、呼吸が荒くなるような激しい運動や、興奮しやすいドッグランなどは控えていただく場合があります。その子の心臓のステージに合わせた「ちょうどいい運動量」をご説明します。
Q
検査にかかる時間はどれくらいですか?
A
詳しく調べる場合、30分〜1時間程度お時間をいただきます。
ワンちゃん・ネコちゃんが怖がらないよう、優しく声をかけながら、必要に応じて休憩を挟んで行います。飼い主さまと一緒に診察室に入っていただくことも可能です。

まずは「聴診」から
始めませんか?

「最近、咳が増えた気がする」「健診で雑音があると言われた」
「今の治療について、他の先生の意見も聞いてみたい」
そんな時は、一人で悩まずに当院へお越しください。
聴診器ひとつあれば、分かることがたくさんあります。
もし異常がなければ、それで安心できます。
もし治療が必要でも、早く見つけることができれば、その分だけ長く穏やかな時間を守れます。
言葉を話せないワンちゃん・ネコちゃんのサインに気づけるのは、一番近くにいる飼い主さまだけです。
「少し気になる」というその直感を大切に、ぜひ私たちにお聞かせください。

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