なぜ、避妊・去勢手術が必要なの?
「健康なのに体にメスを入れるのはかわいそう…」
そのように悩まれるご家族は決して少なくありません。
しかし、避妊・去勢手術には「望まない繁殖を防ぐ」こと以上に、「将来の命に関わる病気を予防し、発情による精神的なストレスを取り除く」という大きな目的があります。

避妊・去勢手術の
3つのメリット
命に関わる病気の予防
【女の子】乳腺腫瘍、子宮蓄膿症、卵巣腫瘍などのリスクを大幅に減らします。
【男の子】精巣腫瘍、前立腺肥大、会陰ヘルニアなどを予防できます。
発情期のストレス軽減
交尾ができない欲求不満は、動物にとって強いストレスになります。手術によりこのストレスから解放され、精神的に穏やかに過ごせるようになります。
問題行動の抑制
スプレー行動(尿マーキング)、攻撃性、マウンティング、夜鳴きなどの減少が期待できます。
知っておきたいデメリットと対策
太りやすくなる
ホルモンバランスの変化や、基礎代謝の低下により太りやすくなります。
術後は、体重管理用の専用フードへの切り替えや運動量の調整など、当院でしっかりとサポートします。
全身麻酔のリスク
100%安全な麻酔は存在しません。しかし、当院では事前の検査と徹底したモニタリングで、そのリスクを極限までゼロに近づける取り組みを行っています。
徹底した麻酔管理について、さらに詳しく知りたい方へ
年齢や体質に合わせた「オーダーメイド麻酔」や手術中の「絶え間ないモニタリング」など、当院の安全への取り組みについて詳しく解説しています。
手術に最適な時期は?
一般的に、生後6ヶ月〜1歳頃が推奨されます。
女の子の場合、初めての発情(ヒート)が来る前に避妊手術を行うことで、乳腺腫瘍の発生率を劇的に下げることができます。男の子の場合も、スプレー行動などの癖がつく前に行うのが理想的です。
※犬種・猫種や成長のスピードによって適切な時期は異なります。まずは一度、ご相談にいらしてください。
当院の手術のこだわり
「もしも麻酔から目覚めなかったら…」「痛い思いをするのでは…」 言葉を話せない家族を預けるにあたり、ご家族が最も不安に感じる部分です。 当院では、動物への負担を極限まで減らすため、以下の取り組みを徹底しています。

01
隠れたリスクを見逃さない「術前検査」
手術当日、いきなり麻酔をかけることはありません。 事前の血液検査やレントゲン検査などで心臓や肝臓、腎臓の健康状態を正確に把握し、見えないリスクを事前に確認します。

02
時間を短縮し、負担を最小限に
全身麻酔の時間が長くなるほど、動物の身体への負担は大きくなります。 事前の入念な準備とスムーズな進行により、できる限り手術時間を短くするよう心掛けています。

03
痛みを先回りして抑え込む「鎮痛管理」
「痛がってから薬を使う」のではなく、「痛くなる前に痛みを抑え込む」ことを基本とし、術前から術後まで継続的に痛みのコントロールを行います。

04
ストレスの少ない「早期退院」の推奨
状態が安定し次第、動物のストレスを考慮してなるべく入院期間を短く(早期退院)することを推奨しています。 もちろん、退院後のアフターケアまでしっかりと対応いたします。
ご相談から
手術・退院までの流れ
-

- 事前診察・ご相談
- まずは診察にお越しいただき、体調の確認と手術日程のご相談を行います。
-

- 術前検査
- 安全に麻酔をかけられるか、血液検査などを行います。
-

- 手術当日(朝)
- 午前中に動物をお預かりします。麻酔前処置を行い、リラックスさせます。
-

- 手術・覚醒のご連絡
- お昼の休診時間帯を利用して手術を行います。麻酔からしっかり目覚めたことを確認し次第、お電話でご報告します。
-

- お迎え・退院
- 男の子(去勢)も女の子(避妊)も、基本的には日帰り、または1泊2日での退院となります。(※状態により異なります)
お迎えの際にお家での過ごし方やお薬について丁寧にご説明します。
よくあるご質問
-
Q術後は痛がりますか?
-
A当院では、手術前・手術中・手術後と複数の鎮痛剤を組み合わせることで、痛みを極力感じさせない工夫をしています。翌日にはケロリとしてご飯を食べる子がほとんどです。
-
Qエリザベスカラーは必ず着けなければいけませんか?
-
A傷口を舐めて化膿するのを防ぐため、数日間の着用をお願いしています。カラーが苦手な子には、傷口を覆う「術後服」のご用意・ご提案も可能です。
-
Q予約なしで今日手術してもらえますか?
-
A手術は完全予約制となります。事前の診察と検査が必要ですので、まずは診察のご予約をお願いいたします。
避妊・去勢手術は、一生に一度の大切な選択です。
「時期はいつがいい?」「費用はどれくらい?」など、些細な疑問でも構いません。
まずは一度、お気軽に診察にいらしてください。