こんにちは!獣医師の山浦です。今日は眼の赤みについてです。
「なんだか目が赤い気がする……」
ワンちゃん・ネコちゃんの目の充血には、実はさまざまな種類があります。
どこが、どのように赤いかによって、緊急度が大きく変わることをご存知でしょうか?
1. 「どこが」赤いですか?充血のパターン
まずは、落ち着いて目の状態を観察してみましょう。
• 白目だけが充血している: 表面的な炎症の可能性があります。
• 黒目の周りだけが赤い: 目の中(奥)で強い炎症が起きているサインかもしれません。
• 目全体が赤い: 緊急性の高い病気が隠れている可能性があります。
2. 考えられる主な病気
【目の表面】のトラブル
• キズ: 黒目(角膜)や白目(結膜)に傷がついている。
• 刺激: 逆さまつげや周囲の皮膚炎の影響を受けている。
• まぶたの病気
• 興奮、アレルギー、ドライアイなど。
【目の奥】で多いトラブル(要注意!)
• 緑内障: 眼圧が上がり、激しい痛みや失明のリスクがあります。
• ぶどう膜炎: 目の中の強い炎症。特に白内障がある子に多いです。
・腫瘍:眼を圧迫して充血につながっていることもあります。
3. こんな時は「すぐ」に受診を!
• 目をずっとショボショボさせている / 開けられない(強い痛み)
• 目が飛び出しているように見える
• 目が濁っている(赤・白・黒など、いつもと色が違う)
• 頭を振ったり、目を地面に擦りつけようとする
4. お家でできる「ワンポイントチェック」
健康な時の状態を知っておくことが、早期発見の第一歩です。
• 「隠れた白目」をチェック:
ワンちゃん・ネコちゃんは普段白目が見えない子の方が多いです。定期的に優しく瞼(まぶた)を持ち上げて、赤くなっていないか確認する習慣をつけましょう。
• 「目周りの毛」をチェック:
毛が目に入って刺激になっていませんか?次回のトリミングまでに伸びてしまうようなら、目周りだけでもこまめにカットしてスッキリさせてあげましょう。
5. 病院に行く前にしておくと良いこと
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写真を撮っておく: 病院に着くと赤みが引くこともあるため、一番赤い時の記録が助けになります。
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目をかかせない: 自分で目を傷つけないよう、エリザベスカラー等があれば装着してあげてください。

