こんにちは、獣医師の山浦です!
今回は、フィラリア症についてお話しします。
フィラリア症とは、犬の心臓に寄生する寄生虫の病気です。フィラリアは蚊によって運ばれ、感染すると咳が出たり、疲れやすくなったりします。重症化すると心臓に詰まり、最悪の場合死に至ります。北海道では本州に比べて発生が少ないものの、毎年フィラリア症の報告があります。また、温暖化の影響によって蚊の数も増えているので、予防しておいた方が良いでしょう。
予防するにあたって重要なのは、フィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)が皮膚から血管の中に入るまでに、お薬で駆除することです。一度幼虫が血管の中に入ってしまうと、駆除するのが難しく、治療の際は、お薬の副作用だけでなく、予防薬と比べて費用もかさみます。
当院では、基本的に6月から11月の間に月一回お薬を飲む事による予防を行っています。血液中にフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)がいない事を検査で確認した子に、予防薬をお出ししています。ジャーキータイプの食べやすいものや、錠剤、粉薬等をご用意しております。
現在、当院では6ヶ月分をまとめて購入されると10%OFFとなります!
フィラリア症は予防することが可能な病気です!
そろそろ蚊が出てくる季節ですのでしっかりと予防して安心して外出できるようにしましょう!