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猫の風邪? 鼻水、くしゃみ、涙、目やに…

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こんにちは!獣医師の山浦です!

雪も溶け、だんだんと春が近づいてきましたね。季節の変わり目に多くなるのが、鼻水やくしゃみ等が特徴の「ねこかぜ」です。

代表的な症状としては、鼻水やくしゃみ、目やにや涙が多くなる事があげられます。

原因の多くはウイルスやクラミジア等の感染症になります。

症状は目薬などの対症療法で治まる事が多いですが、特効薬がないため、早期発見・早期治療が大切です。

 

猫風邪の症状

鼻水、くしゃみ、目やに、涙が多い、以外にも以下のような症状が現れることがあります。

結膜炎(白目が赤くなる、まぶたが腫れる)、咳、食欲低下、発熱、キツイ口臭、口内炎(時には潰瘍になることも)、関節炎、肺炎などです。

重症化すると酷く衰弱して、命に関わる場合もあります。

 

猫風邪の原因

猫風邪の原因となる代表例を以下に挙げます。

原因となるのは一つではなく、複数の原因が絡み合って発症することが多いです。

また、多頭飼いの場合や、免疫力が不十分な子猫ちゃん、高齢の猫ちゃんがかかりやすいとされています。

  • 猫ヘルペスウイルス

鼻水や目やに、くしゃみから感染します。鼻、目、気管の粘膜で増え、症状を引き起こします。一度かかると、症状が落ち着いても神経の中に潜んでしまい、ストレスがかかることでウイルスが増えて再発してしまう事が特徴です。ウイルスの排泄期間は1週間程と言われています。特徴的な症状として、結膜炎があげられます。 

  • 猫カリシウイルス

鼻水や目やに、くしゃみの他、汚染された物・人から感染します。一度かかると、回復した猫や症状がない猫から長期間(1ヶ月以上)ウイルスが排泄され続ける事が特徴です。ウイルスは環境中でも長く生き残るため、感染が疑われる時は生活環境の清掃も必要になります。

特徴的な症状として、口内炎や、関節炎があげられます。

  • 細菌やクラミジア

ストレスや、ウイルス感染によって免疫が下がり、二次感染が起こり細菌が増えすぎることがあります。症状として、黄色や緑色の目やにや鼻水が出ることがあります。

 

診断・治療方法

症状や、検査(PCR検査、培養検査など)を用いて診断します。

治療方法としては、複数の要因が絡んでいる事が多いため、特効薬はありません。そのため、菌が増えている場合は抗生剤、ウイルス感染が疑われる場合には抗ウイルス薬を用います。

早期発見・早期治療ができた場合は2週間程度で治療が終わる事がありますが、発見・治療が遅れると1ヶ月以上かかる場合もあります。

また、免疫力が落ちていると命に関わることもあるため注意が必要です。

 

発症してしまうと他の子に感染させてしまうリスクがあるため、症状が落ち着くまでは隔離をする方が安心です。

また、猫風邪を治すためには薬だけでなく、本人達の免疫力が重要になります。風邪をひいている時はストレスのない生活を送り、他の子から病気をもらわない・うつさないように隔離することがカギを握ります。

 

予防・対策

まずはワクチン接種です。ワクチン接種によって感染しないようにすることは出来ませんが、ウイルスと戦う力(抗体)を準備しておく事が、症状が軽症で済んだり、スムーズな治療につながります。

次に、ストレスの少ない環境の整備です。ご飯をしっかり食べることはもちろん、多頭飼いされている家庭ではトイレや食事をとる環境の見直し、清掃の仕方の見直しが必要になります。

 

まとめ

猫風邪は、免疫力によっては重症化する可能性も十分にある病気です。早めに受診し、早期発見・早期治療を心がけましょう。
猫風邪のウイルスは回復後も細胞に潜み、再発しやすいものです。まずは発症しない様に、予防接種や室内環境を整え、飼い主様も外出後は手を洗ってから愛猫に触れる習慣作りが大切です。

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